森田療法支持者のブログ

人のためにつくす

 今日は、「人のためにつくす」を書きます。

「人のためにつくす」は、森田療法のプラスの実践の1つです。

 私は、この「人のためにつくす」で、救われた面があります。

私は、ひどい神経症で、一番ひどい時は、「この神経症の異常な苦しみ
で、寿命を全うすることが、もう無理」というところまで、いきました。

幸いにもそこで、ひどい神経症を克服した人生の先輩に出逢いました。
その人は、「人のためにつくす」は、神経症を克服する特効薬だと、私に
教えてくれました。

私は、現在、仕事の間違い恐怖で、苦しんでいますが、当時は、対人恐怖症で、非常に苦しんでいました。ここでは、詳しいことは、書きませんが、
人間不信、人を敵としかみれない。目つきが悪く、非常にとげとげしい雰囲気で、人と心の通った付き合いが、できない状態でした。そこから、人のために
つくす実践をコツコツ、コツコツ積み重ねてきました。

まず、すぐやったのが、「知的障がいを持った子供と遊ぶボランティア」です。

 このボランティアは、対人恐怖症が、ひどかった時の私にとっては、非常
に良かったです。なぜならば、知的障がいを持った子供達は、私のひどい対人恐怖症が、あっても、体当たりで、私に接してきてくれて、人間と、人間の触れ合いを、私に教えてくれたのでした。知的障がいを持った子供達が、逆に私を救ってくれたのでした。

それと、神経症で、悩んでいる人が、私の周りにいて、悩んでいる人が、非常に心配そうな顔をして、私に症状のことを、話してきてくれて、
私は、「大丈夫。」とその人の目をみて、言ってあげました。
すると、その人は、非常に安心した顔をされました。その安心した顔を、私が、見た時、私の心が、動きました。人間らしい心、真心が、心の奥から、発生したのです。以後、今日まで、できないこともありますが、人のために尽くすという実践を積み重ねています。


最後に、「人のためにつくす」実践で、気をつけないといけないことを、 書いて今日は、終わりにしたいと思います。

 

 

それは、自分の力量を超えた人のためにつくすは、しない方が良いと思います。森田療法の先生が、教えてくれたのですが、
例えば、自分が、あまり泳げないのに、おぼれている人を助けようとすると、自分もおぼれてしまい、結局、自分も人様の世話になってしまいます。

確かにおぼれている人を助けることは、非常にかっこいい行動ですが、
自分の力量以上のことを、すれば、自分も人に迷惑をかけるようになると
思います。自分が、泳げないのであれば、レスキュー隊に連絡するなり
するのが、自分の力量にあった「人のためにつくす」と思います。

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